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琵琶湖物語②/そしてトローラーがやってきた

16世紀スペインはインカ帝国に攻め入った。

圧倒的な力の差でインカを滅ぼし唸るほどの黄金を奪い取ったわけだが、それはインカの人たちが見たことも無い馬とか鉄の剣や銃が理由だといわれている。 彼らインカの人たちはそんな凄い文明の利器を知らなかったわけだ。

この湖の開拓に走り連日大漁旗のRSCOさんに、先日(2006年)地元の漁師がとうとう道具を売って欲しいと頼まれたそうだ。種子島に流れ着いたポルトガル人が日本人に鉄砲を伝えたくらいの話だ。 

網で採っている漁師たちよりも、釣師朗たちがしている曳き縄釣りの方が釣れてしまうからだ。彼らは鉛線入り道糸を使った西洋式曳き縄釣り(レイクトローリング)てものを知らなかった。 だからなんでこんなに釣れてしまうの!?と驚愕したに違いない。馬を初めて見たインカの人たちと同じか。

だから今回海津大崎に行ったら釣師朗たち遊漁者とプロの漁師が、同じ西洋式仕掛けで競っていることがとても印象的だった。彼らは早速この見たこともない道具一式を仕入れて操業していたわけだ。 後で聞いたら漁師のみんなは流石それなりに水揚げしていた。

この湖では引き縄釣りてのは皆無だそうだ。公的な資料にも曳き縄釣りでは釣れないと記されているそうで、ほんまに学者とか役人てのは現実を知らないみたいだ。

でも湖で生きている漁師は目の前で我々みたいな余所者に、しかも遊びの釣り人にバカバカ釣られれば、なんやこれは? じゃあわしらもやってみたいと思うのは自然な話だ。てなことで大崎に行ったら釣師朗たち3艘に、仕込んだばかりの漁師が3艘で、釧路沖のイワシ船団漁になっていたよ。

今は釣師朗たちの方がノウハウがあると思うが、毎日漁に出られてもともとこの湖を知り尽くしている彼ら漁師の天下が、直に来るのは間違いないだろうな。 鉄砲を知らない未開の日本人にポルトガル人が鉄砲を売ってやったら、その後信長の時代には世界一の鉄砲大国になったみたいにね。まぁその時には今度はこっちが、いろいろ教えていただくことになるだろうね。

ということで、釣師朗はただ尻馬に乗っているだけだけれど、この西洋式引き縄釣り(レイクトローリング)を琵琶湖の漁師に伝えたROSCOさんは、インカにやって来たスペイン人、種子島にやって来たポルトガル人だな。凄いことだね。


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葛篭尾岬から見た島。この位置と向かって右手のずっと沖がポイントなっていた。なんたってここは前回釣行時にバカ当りした所だしね。今回も初日は独りでダブルヒット連発だった。ところがヒットして一人で釣っていたのだが、誰も周りには居なくて気味が悪かったね。でも二日目はがくっとヒット数が落ちた。

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しかし今回の本当の当りポイントは海津大崎沖であった。コンクリート護岸からトンネルまでの範囲の沖だが、ここには我々船団と地元漁師船団が入り乱れてのヒット合戦だった。前回はここまで遠洋していなかったので、このポイントはけろっと忘れていた。前方はヒット取り込み中のhayasiさん。今回も最後に56cmで帳尻を合わせてくれた。



2006年8月9日

台風のいきなりの上陸で、今回の夏合宿の実行が危ぶまれていたが、結局行っちゃえで台風の暴風豪雨を突き抜けて乗り込んだ。

今回の特攻隊の隊員は釣師朗とhayasiさんとヨシローさんに、地元で待ち受けているスペイン人のROSCOさんだ。しかし日ごろの善行かあっさり台風は外れて行ってくれた。多少の雲と波を残してくれた以外はね。

5時には出船した。水温28度。薄曇だ。

魚探を見ていたら場所が見づらいので手に取ったらいきなり電源が切れてしまった。スィッチを入れなおすと動いた。そんで床に置いたらまた切れた。そして二度と復活しなかった。なんでここからよく知らない釣り場で勘によるトローリングが始まったわけだ。

魚探ぶっ壊れたとショックだっだが、無いと仕事にならないので帰京後、買付代行屋経由でEAGLEを輸入したが、なんとなく電源コードを取り替えて使ってみたら正常に作動した。単なるコードの断線だった。これにはまたショックだった。買わんでよい魚探新品で1台買ってしもうた。

前回圧倒的な釣果の牛ツノで引っ張ってみたが、感触として何か違う気がした。そんなんで夜光貝でやってみたら、これがぽんぽん当る。

釣師朗の魚探は潰れているので無線で状況を訊いてみると、10メートルに筋が出ており、12メートルぐらいの直下にへの字が見えているそうだ。 じゃあ10色でさくさく行こうと思った。前回はフラッシャーで絶好調だったが、今回は試作の銀箔張りドジャーを流してみたが、これが正解だった。

ポイントは島の向かって右手のずっと沖合いだが、ここを銀箔張りドジャー+夜光貝でダブルヒットが何回も炸裂した。どうやら「銀箔張りドジャー+夜光貝」が今日のヒットパターンみたいだ。 他の隊員は厳しい情況が続いていた。釣師朗は独りで当りパターンに嵌まって午前中に1ダースは釣ってしまった。

6時半から8時半までは入れ食い、8時半から10時半まではスカ、10時半から11時半まではポツポツとこの八月の満月の日には、どうやら明確に地合タイムがあるようだ。また今回は30cm大の小物が結構掛った。前回はそんなものは掛らずアベレイジで45cm前後だったのだが。

台風の残り火なのか、波が結構残っていた。この波がある時は全く釣れないのだが、一時でも波が治まるとばたばた釣れだすのは興味深かった。

竹生島周り以外では葛籠尾崎の岸寄りラインが良かったが、大きいのはなかなか出ない。しかし本当に美味しいのは35cmぐらいだそうだ。 きいのは脂が乗り過ぎてしつこいのだが、小物は真っ赤な身で程よい脂が淡白でも味わいある美味だった。

チャレンジャーのhayasiさんは終日ビックミノーを両舷ダブルで曳いて見事な玉砕だった。(その後いろいろビックミノー派の話を聞いても、銀山湖の岩魚や北海道のサクラとは違って、ビックミノーでは釣れないてことになったそうだ。因みに釣師朗も17センチのビックミノーを片舷終日曳いたがNOピクだった)

目立つということで銀箔で釣れるのであれば、パールホワイトもいけるだろうと思って自作のスプーンを曳くもカスリもせずだが、自作銀箔のスプーンは確実に釣れた。フラッシャーもそれなりに釣れたが、今回はドジャーの方がヒット率が高かった。この理由はさっぱり分からない。

夕方も同じ状態でぽつぽつ釣れて楽しめた。釣師朗は今回はばっちり氷を仕込んでキャッチ前提の釣りなので、美味そうなものを3本用意した。船宿に帰って一番大きいのを刺身にしてもらった。

夜は相変わらずの釣り談義で一時まで。 死ぬほど眠いのだが6時に起こされて7時には水に浮いていた。

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牛ツノを使うとこの程度のサイズだと、嘘みたいな話だが、ダース単位で簡単に釣れてしまう。釣れたもん全部持って帰るようなドン百姓釣師は、ここでは禁足の地にしたい。釣師としての高邁な自主ルールのマインドが必須だと思ったね。



8月10日

台風一過、絵に画いたような快晴。マジで干物になるか!の灼熱戦線だった。釣師朗は特注の菅笠かぶって操業、他の人たちはパラソル立てて操業だ。

で釣師朗は昨日ダブルヒットで独りで釣っていた葛籠尾岬と竹生島の中間ラインに向かう。現場には誰も居ない。ぽつぽつ釣れる程度でおかしい。

赤いスプーンを岸寄り遅く曳くとウグイの猛攻に遭う。適当にビワマスが釣れて5本だったが、何かおかしい。視界360度で誰も居ないのである。運悪く無線機は電源切れで使用できなくなっていた。

どこでやっていんだ?? 孤独な釣が続く。

11時ごろに携帯電話に、今日の上がりは桟橋12時と連絡が掛ってきた。で直ぐに何処に居るの?と訊くと、大崎のトンネルからコンクリートの岩盤の間の沖で入れポンの入れ食いだってさ。

釣師朗は仕掛けを揚げて残り僅かの時間だがそこに急行したら、みんな居た。しかもトロ船の漁師が3艘も居た。完全に最後でポイント選びで滑ってしまった。

hayasiさんの近くに行くと取り込み中だった。釣師朗は意地で素曳きでミノーを曳いた。そしたら終了間近でなんとかヒット。hayasiさんは先に上がりま~すの余裕の一言で釣師朗の横をばぁぁぁぁと通り過ぎて行った。

ROSCOさんもこのエリアで顎が曲がった50オーバーの雄を揚げていた。そして後で訊いたらhayasiさんもここで56cmだった。

総括として、銀箔張りドジャーで夜光貝10色がヒットパターンだったようだ。 牛ツノは安定しているようだが、状況の一発は夜光貝かも知れない。 船速は4kphは出したいところだ。

これで2006年夏の琵琶湖トローリング合宿は無事終了したのだった。


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さすがお父さん
初日ボウズ喰らっても最後にはこんなワイルドな大物の釣り上げて納竿だ。産卵前で顎が曲がりだした雄の鱒だ。婚姻で全体が黒ずんでいた。鱒は婚姻が入ると顔が怖いと思っていのは釣師朗だけか。


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プロフィール

choshiro

Author:choshiro
釣師朗 (ちょうしろう)
マス類の70オーバー(管釣は除く)はないけれど、60オーバーは数本揚げている程度の自称”大物レイトロ師” 写真の獲物は琵琶湖のビワマス。しかしその実態は小物得意のヒメトロ師だ。
家計の足しに東京湾にも出漁するが、アジ・サバ・キスと典型的な東京湾サンデー小物師。銀山・中禅寺は苦手。芦ノ湖、琵琶湖は好き。ルアーの宗派は天然貝教清貧派の模範的な信者。ビックミノーやバブリーな釣り道具は使わない、いや買えない。
千葉県にあっても”東京”ディズニーランドのある浦安市在住。年齢は平均寿命の半分をとっくに過ぎたねて感じ。大病もしたし後何回釣り出来るかなて思う今日この頃てか。

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