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琵琶湖物語⑤/桜の咲くころは要注意


2007年3月31日

今シーズン初めての琵琶湖釣行。期待に胸躍るのに一週間前に能登半島で大きな地震で一抹の不安。なぜかというと地震直後の釣行て、少ない経験の中でもろくな釣果があった例がないんだな、これが。

芦ノ湖でもそうだし中禅寺なんて最たるものよ。もちろん逆に密かに大釣している人もいるかもしれないが、釣師朗の周りでは聴いたことがないな。なんで不吉な予感。

それと今回の3月出陣て初めてで、しかも自分も含めてこの時期の具合ていうか、パターンてのが実績とか情報が乏しく、何をどうしていいか正直分からん。結局一発目は昨年大釣したポイントから、バカの一つ覚えのごとくドジャーを付けたスプーンを、ごろごろ引っ張って行くかてな程度だった。

初日の土曜日は曇りの無風から昼過ぎに薄曇りの強い東風だった。出漁前のここ最近の状況を漁師に聞いてみると、まぁ2本かなて、マジですか!?の話を聞く。地震の影響なのか、はたまた時期的なものなのかはわからない。

ROSCOさんが重役出勤してきて、6時に出漁となった。海津大崎も葛篭尾もどっち行っても同じみたいなこと言われたので、じゃあ左側から流すことにした。事前情報だと思いっきり深いのとルアーはでかくとのことだったので、ご指示とおり14色の8cm夜光貝にした。中層域に薄い濁りが入っていてツノは効かないそうだ。 そんなんで白系のある程度でかくないと視認されないのだろう。

魚探の反応は葛篭緒まで1点の曇り無しの無反応状態。誰一人一歩も踏み入れていない雪原を進むかのようだ。 竹生島へ抜ける得意のコースを曳くもスカの状態が続く。湖流の流れ込んでくる入口なのでもう一周してみるがかすりもしない。水温がここで8.6度だった。

解禁当初の芦ノ湖は別としても、それ以降は釣師朗は水面温度10度が一つの活性スィッチ・オンだと思っているので、その時期までは自宅でまったりとしていることが殆ど。若いころみたいに深夜の駐車場で寝袋被って、箱根の寒さに震えながら夜明けを待つなんて気力もないしさ。

詳しい人に訊くと実際には8度を境として活性が上がるのだが、当日の天候や風による表水層の攪拌で、獲物がいる水層に10度以上の水か混ざってこないと、そのお目当ての8度に達しないからだという。

比重の関係で人間様が測る水面温度が8度でも、お魚様がいるもう少し深い層では8度には達していないからだ。

でこの琵琶湖で8.6度てどんな意味があるのか?さっぱり分からんわけ。活性のスイッチ・オンなのか、それともまだ早いてのか。 そりゃビワマスは湖のどっかにはいるが、バイトしない魚はいないのと同義語の釣師朗から見れば、今活性の高い魚群はどこにいるか?が最大の見極めどころだと思う。とくにこのバカ広い琵琶湖の場合は。

無線で僚船に訊いてみても、全くの魚探無反応でノーピクが続いているとのこと。お二人はどうやら海津から沖の漁場に向かったようだ。

ここでいう沖とは関東の箱庭みたいな湖とはスケールが違って、軽く3キロ沖とか5キロ沖の世界で、ちっょとモヤが掛かっていると対岸が見えないから、ヤマタテなんて出来たもんじゃないのでGPSが必需品だ。場合によってはポイント(漁場)はおろか帰る方向すら分からなくなる。魚探なんか買うよりも先にGPSだね。

さて魚探の目的は琵琶湖においては、特に水深の把握が経験的に重要度が高い気がする。曳き方が狙うエリアの位置であるポイント(点)を通すのではなく、ライン(線)に沿って通す。ラインをまたぐ曳き方では、余りにいい思いをしたことがない。このライン通しのテクニックを琵琶湖で行使するに確実なのが、魚探の水深計である。 魚探というとすぐ魚群を探知する計器と思われるが、湖では余りこっちに目を奪われていると釣れない。

僚船は完全に遠洋漁業に入っていた。無線で連絡はできるが目視できないので相当の沖で曳いているようだった。 ROSCOさんはぽろぽろ釣れているが、それでも拾い釣りの世界で、パンパンパンと一箇所では釣れていない。 ほとんど日本ではお目にすることがない、特殊釣法ダウンリガーに7センチのドール以外に、何時の間にか真逆サイズの3センチのツノでも釣っていた。

釣師朗はアワビ・ツノ・夜光・金属とローテーションしたし、今回初の試みであるヒメペラをドジャー代わりに使ってみたが、完璧なまでのノーピク地獄巡りであった。 竹生島北側の沖で9.1度と葛篭尾の通り道より水温が高かった。 釣師郎は完璧なまでのノーピク地獄巡りであった。葛篭尾先の入口で待ち伏せするか、群れが散った先で付いているのを狙うかは作戦の分かれるところだろう。各船釣果の差こそあれ共通するのは、魚探の反応が皆無であることだった。広大とはいえこの竹生島から大崎にかけてのエリアに、ビワマスの群が入っていないのではないか?と思った。

しかもどうやらビワマスて海の青物みたいな魚であって、潮(第一還流)に乗って群でまとまって回遊して来るが、ここが肝心なのだが、その水域に食べるものが無いとそこらをじっくり探し回るとかしないで、さっさっと移動通過して行ってしまう横着な連中なのではないかと。

この水域にはエサがないてのは立証できると思う。まず魚探にベイトの群も何も映らない。岸寄り水深30メートルラインを曳いても、二本松から菅浦までの湾内を曳いてみても何も映らない。沖に居なければ岸寄りに居る仮説はダメだった。沖にも岸寄りにも居なかった。 前回見られた湖面でのもじりは誰も目撃しなかった。

そして何とか釣り上げたビワマスの胃からは、僅かなベイトのみが、それはイサザ4センチとワカサギ6センチが半分消化で出てくるぐらいで、前回あれだけ満タンだったヨコエビもスジエビも1匹も見つけられなかった。

釣れているのは想像だが極小規模の群かはぐれビワマスじゃないかと思った。午前中は気持ち悪いくらいのベタ凪だったが、だんだん風が吹き出し小波が立ちだしちっとは状況変わるかと思ったが、鳴かず飛ばずでぜんぜん変わりもしない。そのうち昼過ぎると東風が強くなりだし、白波がちらほら立ち始めうねりもあって風が冷たいことから、これてマジでやばくねぇと思って早々に針路を変えだした頃から、お約束の操船訓練と化した。

お二人も慣れたもんで何時の間にか湾内に寄って来ており、無線で連絡しあってちょっと早いがもう上がることにした。ドッパンドッパンと波を切りながら帰港するのだが、今回のロングな和船は走波性が高くていいなと思った。やっぱ和船だよ。アルミボートなんか水汲み出しながら走っていたもんな。ありゃ沖に出る船じゃないね。 危険だからやめた方がいい。

大浦川河口の桟橋に係留して陸に上がったら、波が川を上って護岸を打ち付けてくる。この湖は特に見切り千両だね。 ビワマスを捌いてクーラーに保管してから、いつもの作戦室で陽の高いうちから飲みながらの反省会だ。

bw.jpg

50センチが2本で後は平均サイズのみ。27メートルの大深度曳きもあれば3センチルアーもあった。 小さいルアーには小さい魚でほぼ一致していた。とにかく魚がいない。

4月1日

翌日曜日はS社長がお客さんと釣り。宿泊組の釣師朗たちは朝飯食べていつものとおりまったりしていたら、船宿の親父から緊急連絡。なんのこっちゃか分からないので表に出てみると、係留していた船が流出したようだ。釣師朗は昨日はしっかり係留したぞ?しかも沖を見れば、無人の2艘を引っ張る船がこっちへ向かっているシュールな光景が眼に飛び込んできた。

普通無人船を見れば落水、行方不明者2名か!?と驚くのだが、なんかそうじゃないみたいだ。切り損ねた沢庵状態で出船したようだ。沖に出で後ろを見たら幽霊船が2艘もくっ付いていた由。船が並列係留しているときは、自船の舫がどこにどう結ばれているかよく見ておかないと、銀山だと10艘位引き連れて渡し舟状態になってしまうな。そんな出漁前の喜劇を目撃してから、相変わらずだらだらと出漁した。

昨夜教えてもらった遠洋漁業のはるか沖の口で説明のしようがない漁場に、GPS見ながら一気に向かった。距離で7キロ以上あったぞ。そこで数少ない魚群を100メートル先からでも引き寄せられるようフラッシャー仕掛けもぶち込んで、ねっとりまったりと微風の中曳くのだがかすりもしない。魚探も無反応でなんかまったく生命反応が感じられない。

そこから最深部まで曳くも状況変わらず。僚船の状況を聞くとS社長が朝一で50センチを揚げただけで、ROSCOさん、hayasiさんも珍しく徹頭徹尾ノーピク。昨日効いた当りルアーでもノーピクだそうで、ご両名とも魚探が故障か?てぐらいのお寒い状況だった。

海津大崎周辺は桜の名所で、盛期には船宿からお座敷船が出るのだが、そういえは桟橋の横にも古いお座敷船が繋がれていたな。次回はあれに肴と酒を持ち込んで、操船してもらって両舷の軒下から竿出してやってみたいものだね。桜を見ながら引き縄釣り・・・まさに大名釣りだ。

しかし桜の時期には1週間早く釣果同様寂しい風景だった。でも聞くところによると去年の桜の時期もぱっとしなかったそうだから、この時期は総じてあまり良くないのだろうか。

逆にその前のまだ寒い2月には70センチ級のビワマスが、刺し網でなくてトローリングで水揚げされている。漁師に言わせるとこれよりももっと大きいのがいるとのことだから、琵琶湖は夢がでかいぜ。そいつを釣り上げた後日、日を置かずしてまた凄いのをヒットしたが、今度はまったく寄せることができずバレてしまったそうだ。80センチ級か・・・て言っていたので、いやビワコオオナマズだろうと釣師郎は言っておいたが。

昼になると昨日とは逆で風が収まりベタ凪と化す。ますます生命反応が遠のいていく感じがした。無線連絡するとS社長の朝一一発以来全員ノーピクの地獄巡りが続いていた。海津大崎側でゴミがパラパラ一帯に浮いており、魚探の水深5メートルラインにもパラパラと初めて感が出だしたが、全くへの字は出てこない。

まさかこんなパラダイスで精神修行をつまされるとは思っていないかったが、だめだこりゃあと昼過ぎにポツダム宣言受諾かと思ったら、流石hayasiさん、ボーズ直前の最後の最後で必ずやってくれんだよね、このしぶとさが。

まさかの釣果散々であったが、行けば釣れるほど甘くはない時期もあるってことだし、よぉく勉強させられる釣行だった。釣れないと沖へ沖へと深く深くとなってしまう癖があるけれど、そこは生命反応がない死の世界だった?

3月からゴールデンウィークに入るまでのこの期間、正直釣り方が分からない。これが新たに加わった課題だ。 釣師朗以外の手練手管の3名が加わっても、この釣果だし。

この時期はいつもの開拓済みエリアに入ってこない? 入ってきても何かしらの理由で餌が発生していないのでさっさと素通り? 釣師朗たちの知らない未開のエリアにパラダイスがあのか? この時期だけ釣るための仕掛け等の釣法が違う? 今までの曳き方に実は死角があるのか?

悩むねぇ…。
 
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choshiro

Author:choshiro
釣師朗 (ちょうしろう)
マス類の70オーバー(管釣は除く)はないけれど、60オーバーは数本揚げている程度の自称”大物レイトロ師” 写真の獲物は琵琶湖のビワマス。しかしその実態は小物得意のヒメトロ師だ。
家計の足しに東京湾にも出漁するが、アジ・サバ・キスと典型的な東京湾サンデー小物師。銀山・中禅寺は苦手。芦ノ湖、琵琶湖は好き。ルアーの宗派は天然貝教清貧派の模範的な信者。ビックミノーやバブリーな釣り道具は使わない、いや買えない。
千葉県にあっても”東京”ディズニーランドのある浦安市在住。年齢は平均寿命の半分をとっくに過ぎたねて感じ。大病もしたし後何回釣り出来るかなて思う今日この頃てか。

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