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濃いやつら

最近釣友が思うところあって、若いころ夢中になっていたカスタムバイクの道楽を、再開させたそうだ。
釣師朗も昔はでかいバイク乗り回していたから、実は機会があれば再度カワサキのQ車乗りたいと密かに思っているよ。
鉄板のZ2か、KZ1300とか・・・・そんなこと考えていたら昔のバイク乗っていたころの話、回想録風で書いてみたさ。

QQQQ

銀山湖に向かう深夜の関越高速。 車中にはボクを含めて4人の釣師が乗っていました。 まだ見ぬ銀山湖のビックな岩魚に話が盛り上がったのは言うまでもありません。

4人はつい最近ある釣友を通して知り合った者同士で、今回初めて顔を合わせる人もいました。 熱烈な釣り好きであること以外、どうやら何の共通点も無さそうな間柄のようでした。
終止釣りの話題に花が咲いていましたが、ふとした弾みにバイクに乗って釣りに行った話が、誰かの口から飛び出したと思うと、話題が自然とバイクに移っていきました。

するとどうだろう。 全員がバイク乗りであることが判明したのです。 しかも、ボクを含めた3人が限定解除ライダーであり現役親爺ライダーなのには、みんなが正直驚いたものです。

何となくみんなが個性的な人たちだなぁと思っていましたけど、やっぱり単車乗りだったんだと妙に納得してしまいました。 釣りキチとライダーて何か共通点があるとむかしから思っているのは、ボクぐらいなのかなぁ?

研究熱心で凝り性、群れたがらない、一人でいることが苦にならない、懲りない性格、自分で何とかしようとする行動力…、そして、濃いぃぃぃ性格かな。

そう言えば、ボクはバイクと出会ってからこの濃いぃぃぃ奴らと何度も遭遇してきたことを思い出しました。 ホントに個性的な奴らだった思いますよ、実際。

当時千葉県の柏に住んでいたボクは、バイク屋の息子がのれん分けして若い連中を相手にしたバイク屋をオープンしたのですが、そこのツーリングクラブに縁あって結成時から北海道に転勤してしまうまでの2年間所属していたことがあります。 もう10年以上も前の話です。

メンバーにはホントにいろんな奴らがいました。 その中でも特に気になる存在に「本田さん」と言われる沈黙のライダーがいたのである。 

ボクはずうっと本田さんと思っていたのですが、ずっと後で知ったのですが実は本名ではないとのことでした。 そして誰に聞いても本名は知らないと言う謎のライダーだったのです。 そのくせいつのツーリングにも集会にも参加する真面目なメンバーだったのは覚えています。

なぜ彼が本田さんと言われていたかは、ツーリングや集会に参加することでボクはその理由を知るようになりました。

まさに「こち亀」の「本田さん」を地でいく奴だったのです。

愛機はカワサキのグリーンモンスター、ローソンレプリカでした。 こわおもてのシンプソンのヘルメットを被り、どう見ても道交法違反の大音響マフラーで暴走する姿は、チーム切ってのバイオレンス派筆頭であることは誰も否定しない存在でした。

武勇伝にもすざましいものがいくつもありました。 今のクラブに入る前の話ですが、あまりの過激さに前にいたクラブを追放されたとの噂話も聞きました。

その武勇伝なのですが、本人の本田さんから聞いたのではなく、違うメンバーから聞いたものだからますます信憑性が加わわったものです。 本田さんにホント?と聞いても彼はいつもニヤニヤして答えてくれませんでした。

柏周辺の16号線を埼玉方面に向かって単独で爆走していたホンダさんは、前をとろとろ走る軽自動車に激突、軽自動車を一発で全損させた本田さんはそのまま2台前を走っていた乗用車の屋根の上に飛び乗る引田天好も真っ青な交通事故を起こしながらも、カスリ傷だけですんだ話。

緩いカーブの県道で誰かとバトルしていた本田さんは、カーブを曲がり切れずバイクに乗ったまま民家の玄関から夕飯時の居間に飛び込んでいった話。

そんなバイオレンスで過激な本田さんも、バイクから降りてヘルメットを脱ぐと、あら不思議、ヤラセじゃないかと思うくらいいつも気弱で無口な色白青年にふにゃっとなってしまうのでした。

彼とはもう10年以上音沙汰無しであるが、どうしているんだろうか? もしかしたら、ローソンレプリカに乗ったまま、あっちの世界までぶっ飛んで行ってしまったかもしれませんね。
バイクに乗っていると鳥になることが多いです。 この濃いぃぃ奴はさっきの本田さんとは180度性格が反対のチョー根明でよくしゃべるライダーでした。

茨城のある所にみんなでツーリングに行った時、車の通りがほとんど無い産業道路で休んでいました。 すると若い連中がゼロヨンやろうとなりその濃いぃぃ奴も参加しました。

奴のマシンは、最近カリカリにチューンしたばかりのリッターバイクで、自慢のマシンでした。 強化クラッチにハイグリップタイヤを装備していました。

ボクたち年長組みさんはスタートラインの直ぐ横でわいわい言いながらゼロヨン観戦していました。

そしてとうとう運命の時。

奴はぶぁんぶぁんエンジンをふかしてやる気マンマンでした。 

そしてスターターが手を振り下げた瞬間、奴はクラッチを繋ぎました。

そこでボクたちは信じられないものを見てしまったのです。

奴のマシンは、奴をぶら下げたまま3メートルぐらい垂直に、まるでロケットの如くその場から真上に発射したのです。 そして3秒後奴とマシンがアスファルトの上にガシャャャンと叩き付けられました。

ボクは今でもその光景がしっかり脳裏に焼き付いています。 わずか一瞬の出来事でしたがスローモーションを見ているようでした。

原因を簡単に言うと、扇風機の羽根を手でぐっと押さえたら扇風機本体がぐるぐる回るのと同じことが起きた訳です。 重量車でビックトルク、ハイグリップタイヤが災いとなったのでしょう。 タイヤが回らない代わりにバイク本体が回転してしまったのです。

マシンは完全に大破しましたが、大した怪我をしていないことが判った瞬間、みんなで笑っていたのを覚えています。 五体満足無事だったからだと思います。

今では業界で有名なライダーになった若造が、そのアクシデント後、景気づけにリッターバイクでウイリィー走行して歓声を浴びていました。 こいつも濃いぃぃ奴だったな。

ロケットになった奴は、もちろんこんなことで懲りる性格ではなかった。 風の噂だと今でもライダーやっているそうです。

関西のクラブとミーティングで呑んだ時、彼らの根明パワーには恐れ入りました。 僕の所属していた北海道のメンバーはそのお笑いパワーには終止押されぱなしでした。

その飲み会でポロっと出た話。 名神だったか名阪の高速で新幹線と並んで走る個所があるそうなのですが、そこでよく新幹線の運転手と目が合うと真顔で言っていました。

こいつらいったい日ごろ何キロで走っているのだろうか!?

これも10年以上の前の話です。

常磐高速を流していたそいつは、一般道から合流してきたある車の前を偶然ふさぐ形で合流してしまいました。 悪いと思ったそいつはどこうと思ってすかさず右に車線変更したのですが、運悪くその車も同時に車線変更をしたものだから、またその車の前をふさぐ形になってしまいました。

それで道を譲ろうとして左に車線変更したら、またその車も運悪く同時に左に車線変更してきたのです。 つまり、3回邪魔することになってしまった訳です。

するとその車は腹を立てたようでバンバン煽ってきたのです。 そいつは車線を変更しながらちらっと車の方を見やって青くなったそうです。

黒塗りのでっかいBMWに黒いスーツを着た厳ついどう見ても堅気に見えない男たちがサングラスをかけて4人乗っていたのです。

そこから激しい逃走劇が繰り広がれたのは言うまでもありません。 つまり、身の危険を感じた訳です。 黒いBMWは殺意を持ってどんどんスピードを上げて追っかけてきました。 

でもこの時ほど欧州向け逆輸入車フルパワーに乗っていてホントに良かったと思ったことはなかったそうです。 さすがの命知らず業界の方々も法定速度3倍以上のスピードには、怖くてついてこられなかったようです。 ぶっちぎりの奇跡の生還劇だったそうです。

北海道のチームにはボクと同い歳の「カチョー」と言われていたライダーがいました。 七三分けのサラリーマンカットに銀縁めがね、どこから見てもクソまじめで地味な中間管理職てな感じの男の人でした。

しかし走りの腕はチーム一のライダーでした。 どうしてあんな身なりであんなスゴイ走りができるのだろうといつも思っていました。 カチョーの趣味は峠をハングオンで攻めている峠族のガキのインコーナーから、リーンウイズでぶち抜くのが趣味だったようです。 おまけにバイクも社会人よろしくどノーマルでした。

北海道の稚内に向かう日本海側に信号がない直線30キロ以上の舗装道路があります。 通称オロロン街道です。 ここはスゴイですよ。 リニアモーターカーみたいのが時々かっ飛んでいますから。

ボクらのチームがオロロンの入り口近くの駐車場から休憩を終えて走り出した時、それを待ち構えていた様に金髪ヤンキーの車が追ってきました。 今でこそ猫も杓子もブスも金髪に染めていますが、当時は堅気で染めている人はまずいなかったですね。

隊の真中に割り込む様に入って来たヤンキーは、法定速度2倍程度のスピードで前の仲間連中を煽って挑発していたが、そのうち飽きたらしく右車線に出て追い抜きに入った。 すると後ろの隊にいたカチョーがその右横から突然法定速度3倍強の加速でかるくブッ千切ってやってしまいました。 

カチョーの後をすぐさまフナムシクンが追っかけました。 何故かいつも脊髄保護だと言ってカッパの甲羅のようなプロテクターをしょって走っている不思議なヤツでした。 おまけにそのプロテクターの色が深緑色な上に、本人も背の小さい男だったから、ボクにはフナムシに見えて仕方ありませんでした。 ヘルメットに2本の触覚をつけたらまさにフナムシでした。 

ボクもフナムシクンに続いてカチョーを追いかけオロロンを激走した。 ヤンキーの車なんて鼻クソみたいなものでした。 3秒でバックミラーの視界から消え去ってやりました。 途中ハーレーの大名行列を2秒で追い抜いぬきました。 でも何でハーレーの連中は徒党を組みたがるのでしょうか? むかしから疑問でした。

ふとスピードメーターを見てみるとぶっ壊れたらしく針が0キロを差していました。 オロロンの出口までカチョーの後姿すら見ることはありませんでした。 出口につくとカチョーが余裕の一服をしていました。

「カチョー、いったい何キロで走っていたんだ?」

「さぁ、メーターが壊れて針が数字指していなかったから判んねぇや。」

夏の北海道は全国からいろんなライダーが集まります。 仮面ライダーやドラえもんがそうです。

ボクはある夏道東で向こうからやって来る仮面ライダーに会ったことがあります。 まさかボクも仮面ライダーが走って来るなんて夢にも思わなかったので、ちょっと変わったウェアのツアラーだなぁぐらしか思いませんでした。 

そしてライダー同士の挨拶である軽いピースサインをそのライダーに送ったら、そいつがすぐ仮面ライダーであることが判ったのです。 こ、これがあの有名な仮面ライダーかとね。

へぇんし~~ん!!

そう、ヤツは両手であの有名な変身ポーズを取ってボクのピースサインに答えたのです。

今日仮面ライダーに会った話を、その日の宿泊先であるライダーハウスの宴会で話したら、あるツアラーが実は昨日ドラえもんに会ったと言ってきたのです。

夏の北海道は面白いですね。

オフローダーである彼の話によると、雨が降った後で所々がぬかるんでいる林道を一人で走っていたら、コーナーの先の水溜りの中でドラえもんがバイクと一緒に転がってもがいていたと言うのです。 彼は信じられない光景だったので唖然としてそのまま通り過ぎてしまったそうです。

まわりのライダーから作り話じゃねぇかとさんざん言われていましたが、彼はウソじゃねぇ、オレはホントに見たんだぁと言い張っていたのが印象的でした。

あぁ、あれからだいぶ時間が経つけど、濃いぃぃあいつらは今どうしているんだろう?

北海道忍者会/羊蹄山

92年ごろの北海道忍者会メンバーと羊蹄山
羊蹄山と北部方面隊所属NINJA航空隊 右から2番目がパイロット時代の釣師郎と愛機 (92年ごろ)

北海道忍者会メンバーのころ。 このころが一番人生楽しかったね!

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choshiro

Author:choshiro
釣師朗 (ちょうしろう)
マス類の70オーバー(管釣は除く)はないけれど、60オーバーは数本揚げている程度の自称”大物レイトロ師” 写真の獲物は琵琶湖のビワマス。しかしその実態は小物得意のヒメトロ師だ。
家計の足しに東京湾にも出漁するが、アジ・サバ・キスと典型的な東京湾サンデー小物師。銀山・中禅寺は苦手。芦ノ湖、琵琶湖は好き。ルアーの宗派は天然貝教清貧派の模範的な信者。ビックミノーやバブリーな釣り道具は使わない、いや買えない。
千葉県にあっても”東京”ディズニーランドのある浦安市在住。年齢は平均寿命の半分をとっくに過ぎたねて感じ。大病もしたし後何回釣り出来るかなて思う今日この頃てか。

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