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第一回目のお笑い釣行記を想う

これは記念すべき元祖釣技旅団突撃隊の第一回目のお笑い釣行記だ。
1999年3月7日の釣行記だ。当時は釣りブームで、にわかルアーマンやフライマンが釣り場にあふれていて、ほんとに釣りを楽しむなんて時代ではなかったな。釣り場は、恥ずかしい行為がまかり通っていたし。

ま、さすがに今時はそんな民度の低い釣り人はめったに見なくなったけどね。21世紀で釣りを始めた若い衆は前世紀はこんな酷い時代もあったんだなと想ってくれればよいわ。

あと放流ニジマスの回収は、ローボートかエレキでハーリングが無敵、ニジマス掃除機だよ。ハーングで放流の沖のたまり場を見つけて、すかさずフライキャスティングで拾い釣りするのがおもしろかったね。



今年のスーパードリームカップはひどかったねぇ。

下手と言ってしまえばそれまでなんだけど、釣師郎はスーパードリームカップとどうも相性が良くないみたいだ。

98年に初めて白浜でウェーディングしたんだけど、10メートル間隔の釣り人の列には正直興ざめしてしまった。 北海道でフライやっていた田舎モン釣師郎には異様な光景だった。

たまたま20メートルぐらい空いたところがあって、釣師郎はそこに入ってキャスティングし始めたら、すぐさま背後からジャブジャブ水しぶきを飛ばしながら、雑誌から脱け出したようなファッションのフライマンが岸から駆け寄って来て、ここはオレの場所だから出て行けと言われた。

先ず釣師郎が理解できなかったのが、「オレの場所」だった。

「岸に上がって釣りもしていないのにオレの場所はねぇだろう?」 

「釣りをしてないんじゃない。 場を休ませているだけだ。」

このセリフは釣師郎を理解不能の淵に叩き込んだ。

( ルアー・フライ・上手いの・下手なのが湾一杯に10メートル間隔で水面をバシャバシャ叩いているのに、一人で場を休めるて何のこっちゃ? )

でも相手の真剣な目つきを見た釣師郎は、芦ノ湖に不慣れなゆえ、もしやこれは芦ノ湖のローカルルールかとも思ってしまった。 朝イチで場所を取ったら終日占有権が得られるらしい?

釣師郎は次回は「オレの場所」取り用にロープか脚立を持って行こうかと思った。 

中禅寺湖では脚立バカがあまりにも目に余るため、とうとう漁協が持ち込みを禁止したらしい。 たぶんホントだろうと思うし正常な判断だろう。

あっ、そう言えば98年の4月にボートで白浜沖を通過した時、たいへん面白いものを見つけたことがある。 4、5人の若いフライマンが岸に上がって休んでいたんだけど、彼らの前の湖面にロッドが3、4本、何かに立て掛けてリールシートを上にして杭のように立っているのだった。

釣師郎たちは目を凝らしてそれを見てみた。

( なんなんのあれは…? )

どうやらヘラブナ釣りで使うような竿掛けを湖底に突き刺して、その上に自分たちのフライロッドを立て掛けているようだ。 要するに彼らは「オレの場所」を3、40メートルの幅でキープしているのだった。

正直、釣師郎はあきれましたよ。 中禅寺湖の脚立バカも有名だけど、芦ノ湖には竿掛けバカがいたのかと思い知らされた。 あぁ言う連中はその内その竿掛けにパラソルでも立てるようなるのであろうか? 

さて、99年のドリームカップも釣師郎は懲りずに白浜に立った。 もちろんロープも脚立もパラソルも持って行かなかったよ、念のために。

釣師郎が聞く限り、今年のドリームカップは歴史に残るほどのひどさと言うヒトが多いね。 釣師郎が参加した日は2日目だったけど、となりのルアーマンたちは前日も参加していてそのヘンの話を聞いてみた。

「ひどいですね。 ぜんぜん釣れてないですよ。 開始の花火が鳴って30分内だけ1匹釣れるけど、それ以降はまったく釣れてませんね。 ボートのヒトは少しは釣れているようだけど、岸からのヒトにはボウズのヒトも結構いますよ。 今日も同じですよ。 ボクは開始15分で1匹のみ。」

朝あれだけいた釣り人が、11時前には白浜から消えてしまった。 捨てゼリフや呪いの言葉を吐きながらだ。 白浜一杯に強烈な怨のパワーが漂っているのが感じられた(?)。

釣師郎も高いカネ払って玉砕だった。  まさにドリームな99年の芦ノ湖だった。

でも、逆に考えると、漁協はそれなりに放流しているのだから、これは相当量のマスたちが湖に残っているはずであり、3月解禁当初がチャンスじゃねぇかと無理やり自分を納得させながら、釣師郎は唇をかみながら東京に敗走したのであった。

3月7日、釣師郎は吉皮風呂太さんと芦ノ湖に舞い戻っていた。

ちょっと話が前後するけど、夕方ボート屋で聞かせてもらったドリームカップの顛末を書いてみよう。

「ホントに釣れなかったね。 岸からのヒトが特にひどかったようだ。 魚の活性がめちゃめちゃ低くってルアーをぜんぜん追わないんだ。 釣れるのはホント朝の30分だけだったね。 あんまり釣れないので漁協のヒトに文句言ったヒトもいるて聞いたよ。」

「釣ったルアーのヒトのやり方はこうだ。 15グラム以上のスプーンをショック切れするほど大遠投して底まで沈める。 ときどき大きくシャクリを入れながら底をずるずる引きずってくる。 するとぐうっと重くなるわけだ。 とにかく口を使わないんだよ。」

「フライも同じだ。 タイプⅡかⅢをロングキャストしたら、おもむろにタバコ一服するんだ。 吸い終わってからミミズが這うみたいにゆっくりゆっくり引っ張ってくると、またぐうっと重たくなるてわけだ。」

釣師郎は聞いていて目まいがしてきた。

( ここまでしないと釣れなかったわけ…。 )

さて、話を元に戻して3月7日の釣行記にしよう。

風呂太さんといつものボート屋から日の出早々に出船した。

天候は晴れで思っていたより暖かかった。

釣師郎は芦ノ湖はあまり詳しくないけど、解禁当初は水温の上がりやすいポイントが良いそうで、お約束の成蹊前でキャスティングしてみたけどまったく相手にされず、湖尻へ早々に退散した。 

解禁当初とあって岸にはフライマンやルアーマンがごろごろいたけど、とても楽しく釣れていると言った状況ではないようだった。 ヒットしていたヒトを見ることはなかった。

芦ノ湖で最後にいい思いをしたのは、去年の11月だった。 その時はトロで良しフライで良しで、楽しかった。 フライはアオミドロとトルネードで十分だった。

アオミドロについてはもう説明しなくていいぐらいの芦ノ湖必釣フライだ。 マテリアルは単純だけど、全体のシルエットやバランスの出し方が思っている以上に難しく、正直釣師郎も自分で巻いて満足できる出来のアオミドロはほとんど出来たためしがない。

トルネードはシンセティック素材の巻きやすいフライで結構よく釣れる。 釣師郎は最近もっぱらこればっかりである。 オリーブとジンジャーが特に成績が良い。

でも、口で言うのは簡単だけど、ここに至るまではそれなりの授業料を払っているんだ。 むかしはそれはそれは雑誌に紹介されている美しくて釣れそうなフライを見よう見まねでたくさん巻いたもんだ。 一生で1袋も使わないであろう高価なマテリアルが今でも机の引き出しに入っている。 おそらくフライタイイニグが趣味にでもならない限り、使うことはもう無いかもしれない。

これからタイイングを始めようと思っているヒトは、あれもこれもマテリアルは買わない方がいいと思うよ。 そんなおカネがあったらその分釣りに行った方がお得でしょう。

これにゾンカーがあれば芦ノ湖は用が足りるのじゃないかと思うね。

ところでこの日はダメだったね。 キャスティングではまったく反応が無かった。 もしやここには魚はいないんじゃないか、禁漁区の中に大挙して移動してしまったんじゃねぇかと思ってしまうぐらいの結果だった。

風呂太さんも同じような結果であり、フライに見切りをつけて湖尻湾の中をトロることにした。 湖尻湾の中を3周ほど回った結論。 

魚のいる場所が極端に限られていた。

釣れたのは、沖から見て海賊船桟橋の右手前の広いエリアと深良水門沖の狭いエリアのみだった。

ボートがそのエリアに達するたんびに、ロッドがくいっとしなるパターンが繰り返された。 でもドラグが鳴るなんてことは一度も無かったけどね。

そしてここで判断を誤ってしまったことに、陸に上がってから気付くことなってしまったのだ。 釣師郎たちは魚探を持って行っていなかったため、タナの深さが定めきれなかった。 だから極端な話、1色と8色で同時に流してみたのだ。

8色てのはちょっとやり過ぎかもしれないが、ドリームカップの底べったりでしか釣れない話を聞いてしまったら、やっぱり根掛かり覚悟でやるっきゃないしょ。 なんたって釣師郎は今シーズン魚を見ていないのだ。

うす曇りの中、桟橋側のポイントに差し掛かったとたん、1色と8色の両方のロッドがしなった。

「おっ、ダブルヒットだ。 めずらしいな。」

回りの湖面はそれなりに混んでいるため、他船のいない方向に舳先を向けて、釣師郎と釣友Yはそれぞれラインを巻き始めた。

RuRuRuRu…。

その時風呂太さんの携帯電話が鳴った。 霞ケ浦に一人で釣りに行っている鯉太郎が、あんまり釣れなくて寂しいもんだから電話をかけてきたらしい。

「あっ、いまダメ。 ダブルヒットで手が離せない。 取り込み中なんだ。 あとで電話して。」

( ガチャッ…。 )

今考えてみると、釣り場でボウズっているヤツにこのセリフはひどいよね。 きっと鯉太郎は釣師郎たちも釣れていなくて、いっしょになぐさめ合えるものと期待していたんだろう。 しかし、その後もさらに死体にムチ打つことが、鯉太郎には待っていたのである。

風呂太さんの方はロッドのしなり具合から見て大きくはないだろう。 思ったとおり30センチ弱のサービスニジマスが上がって来た。

「ゴボウ抜きじゃ。」

釣師郎に掛かっているヤツはまずまずの引きだ。 釣師郎のルアーはツインブレード(?)にアワビ張りのカスタムだ。 最近トローリングで使うルアーも、フライ同様限られるようになってきた。 

スプーンでこのツインブレード改、バッセル、バッセルもどき、ミノーでシルバークリークミノー(ワカサギ)ぐらいかなぁ。 あっ、それにフラットフィッシュ改と銀山湖用にデビルてところか…。

ツインブレードは銀色と金色のメッキの薄いスプーンを上下のスプリットリングで重ね合わせたスプーンである。 サイズはS、M、Lとあるけど、釣師郎はSとMしか使ったことがない。 付属のシングルフックは使えなさそうなので、別のシングルフックを買って、大小のサイズ違いを向かい合わせにして付けている。

研究段階だけと、釣り堀用で使う細軸でひねりの入った使い捨てのフックを、とりあえず使っている。 非常に掛かりが良いと思っている。

また一番簡単なのは、アワビシートを張るのが効果的だが、ヒマと根気があれば別の貝を張ることもできる。

釣師郎はもう面倒くさくてやる気が無いけど、東急ハンズの螺鈿(らでん)コーナーで夜光貝のスライスを買って来て、それをさらに薄く削り込みSサイズのツインブレードに張り付ければ、めずらしい夜光貝スプーンができるよ。

さて、釣師郎の前に上がって来たのは40センチのニジマスだった。

「おぉっ、やっとマトモなのが釣れたよ。」

この結果を単純に受け入れた釣師郎たちは、小モノは表層、型モノは深層と判断してしまったのだ。

釣師郎たちは根掛かり覚悟で8色から9色で湖尻湾のかなり沖目を周回してみた。 結果は同じだ。 さっき釣れた桟橋沖の右側だけしか反応が無いのだ。

( 魚がかたまっている。 湖全体にまだ散らばっていないようだ。 )

釣師郎たちのボートが左回りでまたそのポイント差し掛かった時、風呂太さんの携帯電話が鳴った。 十中八九、あとで電話してと言われた鯉太郎のばずだ。

RuRuRuRu…。

その時だ、風呂太さんのロッドがガクンとしなったのは。

( なんて間が悪いんだろう、鯉太郎て言うヤツは…。 )

「はい、鯉太郎? 今取り込み中で手が離せなんだ。 なんか知らないけどおまえが電話してくると急に釣れ出すんだよなぁ。 またあとで電話して。」

( ガチャッ…。 ) 

むごい。 もちろん鯉太郎には悪気は無いのだが、如何せん間が悪すぎるぞ。 

そんな感じで同じポイントに入るたんびに、パラパラ釣れたのだ。 それ以外のポイントはホントに不毛地帯だったね。

それと今回初めてだったんだけど、見慣れないマスも3匹釣れた。

「何だろう? ヤマメみたいだけどヤマメじゃないし…。」

「もしかしたら、実物見たこと無いけど、アマゴちゅうヤツじゃねぇかなぁ? 写真で見たことあるわ。」

実際あとでボート屋で聞いたらやっぱりアマゴだった。 芦ノ湖にはアマゴもいるんだと感心してしまった。

ボート屋にいた別のお客さんの話はこうだった。

「あぁ、アマゴね。 あれはバカだから直ぐ釣られちゃうんだよね。 ゴールデンウィーク前までにみんな釣られちゃうから、今しか釣れない魚だよ。 味もあんまり美味くないしね。」

どうやら芦ノ湖ではアマゴは外道扱いのようだ。

さて、釣師郎たちはバカの一つ覚えのように湖尻湾を周回していたが、さすがにアタリが遠のいて来たようだ。 

「鯉太郎から電話かかって来ませんねぇ。」

「今ごろ泣きながら埼玉に帰っているんじゃないの。」

「ここいらで景気付けの鯉太郎の電話欲しいですね。」

結局それ以降鯉太郎からの電話はなかった。 どうやら怒らせてしまったようだ。

お昼ごろまでは暖かかったのだが、午後からは天候が悪化し雨が降り出した。

運に見放された釣師郎たちは、亀ヶ崎を経由して百貫ノ鼻までちんたら流してみたが、虚しい結果を噛み締めながら桟橋に戻ることになってしまった。

釣師郎の釣果は30センチ未満のニジマスが3、40センチが1、アマゴが3と言う、解禁当初としてはちょっと寂しい結果だった。

さて、ボート屋でコーヒーを飲みながら店のヒトや他の釣り人と話をしてみた。

「午前中はダメだったけど、午後からたくさん釣れ出したようですね。 この時期は2色3色までがいいところで、8色なんて普通釣れませんよ。 えっ、釣れたって? やっぱり今年は変なのかなぁ。」

「うちのお客さんじゃないけど、2人で43本釣ったて聞きましたよ。 全部ハーリングで釣ったそうですよ。」

( げぇっ、43本! )

ホントに43本だったら、釣師郎たちの釣果なんて小数点以下切り捨て御免モノだ。

やはりセオリーどおり表層もう少しやっときゃ良かったと反省した。 なまじ8色で40センチなんて釣っちゃうから。 あの時1色でも釣れたわけだから、もう少し粘る価値もあったはずだったんだ。

極端なことやったら、念のために対極の方もやっとくべきなのかもしれない。 

釣果は乏しかったけど、考えさせられることの多い芦ノ湖釣行だった。

次回はもっと難しい銀山湖を風呂太さんと予定している。 

さぁて今年はどうなることやら…??


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プロフィール

choshiro

Author:choshiro
釣師朗 (ちょうしろう)
マス類の70オーバー(管釣は除く)はないけれど、60オーバーは数本揚げている程度の自称”大物レイトロ師” 写真の獲物は琵琶湖のビワマス。しかしその実態は小物得意のヒメトロ師だ。
家計の足しに東京湾にも出漁するが、アジ・サバ・キスと典型的な東京湾サンデー小物師。銀山・中禅寺は苦手。芦ノ湖、琵琶湖は好き。ルアーの宗派は天然貝教清貧派の模範的な信者。ビックミノーやバブリーな釣り道具は使わない、いや買えない。
千葉県にあっても”東京”ディズニーランドのある浦安市在住。年齢は平均寿命の半分をとっくに過ぎたねて感じ。大病もしたし後何回釣り出来るかなて思う今日この頃てか。

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